ナレーション
たとえば京都市、若い力が既存の壁に挑もうとしていた。京都党の村山祥栄代表 臨時市議会に臨む準備に追われていた。
村山祥栄 「4万人近い市民の方から頂いた署名の話なのでその人達一人ひとりの顔を思い浮かべながら思いを込めて。」
ナレーション
京都市の財政は悪化の一途をたどっている 現在、京都市の借金はおよそ2兆円一方で市議の報酬はおそそ2千2百万円だ。
まずは政治が姿勢を示すべきだと村山氏は去年議員の定数を減らす条例改正の署名運動を行った そして先月、直接請求したのだ。 だが、その後の議会運営委員会では・・
(議会運営委員会模様)
村山祥栄
「議員は一定の削減を進め最少人員による最高のパフォーマンスを発揮してもらうべき。」
自民党京都市議団 加地浩議員
「有効署名数が3万3千7百4人。これを京都市の人口でいうとわずか2.3パーセントです。 民意が結集したとは私は到底思っていない。」
ナレーション
各派から反対意見が相次いだ。
京都党は前市議で無所属の村山氏が中心となり設立。地域に根差した政策集団を目指す。
(支持者の会合にて)
支持者A
「京都市を変えてほしいと思います。市民から見れば。」
支持者B
「友達も市会議員いるんやけども・・・彼もしがらみもあるやろうし一生懸命やってるけど 改革は思い切ったことをしないとできへん。」
ナレーション
だが一方で地域政党の運営は厳しい 地域政党は法律が定める国会議員5人以上などの要件を満たしていないため、政党交付金が受けられない。そのため、支援者の寄付が頼りだ。
(支持者宅訪問)
村山祥栄
「ちょっとご相談が何件かありまして いいですか?」
支持者C
「いらっしゃいませ。」
村山祥栄
「まぁ平たく言うと 京都党の資金集めなんですけど ちょっと何人か申し訳ないですけど声かけて頂いて・・・」
ナレーション
京都党は統一地方選の市議選に村山代表を含む8人を擁立している
そして今週迎えた直接請求。 住民の手で京都市議会の議員定数の削減をすることはできるのか・・・果たして結果は・・・
(本会議場)
議長
「可決することに賛成の方の起立を求めます。起立無しと認めます。よって本案は否決されました。」
ナレーション
最大会派の自民党は京都党に対し安易な定員削減ありきと批判する。
自民党京都市議団 橋村芳和代表幹事
「4月の選挙を想定したにわかなパフォーマンス的な議論は避けるべきだと考えております 直接請求を否定するとか民意を否定するものではない。」
ナレーション
市議会の壁を改めて実感した村山代表だったが・・・・
村山祥栄
「市民ベースで一緒に構築していくことが・・・地域政党にかけられた課題と思ってます。」
ナレーション
地域政党は今後広がっていくのか?それともブームで終わってしまうのか?