ABC放送 2月2日ニュースゆう+ (京都党 活動報告)

トップページ > 活動報告 > 報道資料 > ABC放送 2月2日ニュースゆう+

ABC放送 2月2日ニュースゆう+

ABC放送 2月2日ニュースゆう+

ABC放送 2月2日ニュースゆう+

キャスター
日本の地方議会というのは2元代表制というものでありまして議会も組長も両方とも選挙によって選ばれた訳なんですね。ここが対立してしまうと阿久根の様にいつまでたっても政策が前に進まないというデメリットがある訳です。そこでそれを解消するために組長の周りに応援団を議会の中で作って政策を前へ進めよう。ただしこれは2元代表制そのものを否定するというような欠陥があるかもしれない。ただ、やっていく中では仕方がないという部分もある。 
一方ただですね、首長型の地域政党 首長いつまでも首長やるかわかりませんからこの人がいなくなった時に空中分解してしまうかもしれないという恐れもあるという事なんですね。
最近の地域政党はこのパターンだけではないんですね。日本中に地域政党これだけ(図を見ながら)、もっとあるんですけど主だったものでもこれくらいあります。沖縄のものは相当古いんですけど最近できたものも随分あります。
いわゆるこれはですね先程の組長型とは違う草の根型という風によばさせて頂こうと思うんですねぇ この草の根型で勢いのある京都党という所を取材しました。

ナレーション 
先月末京都市議会を揺るがした条例案がある 議員定数削減案
現在69ある定数を9議席減らすというこれまでの常識を覆す大胆な案
3万3000以上の署名と共に提出された。
しかも提案したのは地域政党京都党。市議会議員は一人もいない。

(議院運営委員会)

村山祥栄
「最少人員で最大の効率を図れる議会を目指すべきであるというものでございます。」

ナレーション
京都党は去年8月村山祥栄さんが立ち上げた 村山さんは25歳の時に最年少で京都市議に当選し2期目はトップ当選、任期途中で市長選に挑み落選した。
議員という職を離れて3年なぜ今地域政党なのか?

村山祥栄
「国だけの意向だけ飛ばしてもらってやろうとしても当然無理が生じる。地方と着の組織がないと国の意向に振り回されっぱなしで地方は何も結局出来なかったという結果に終わる。」 

ナレーション
スローガンは京都のことは京都市民の手で 自治体の借金をなくし人口を増やす
その視点は常に京都の未来に向けられている。

(松永活動風景)
松永卓也(たくや)さん、中央政党ありきの地方の議会に疑問を感じ京都党の結党に参加したうちの一人だ。

松永たくや
「2兆円の借金があるこの街でどうやって今までの政治家の先生が言うような笑顔の絶えない街安心して暮らせる街をつくるのか?」

現在26歳選挙活動は手探りだが、支持者の期待はその若さだ

支持者
「力強い パワー、オーラがあった。新しい若い力が絶対に必要だと思うんで。」

(マニフェスト会議風景)

若さと勢いはある ただ、マニュフェストを作る会議で若さ故の不安要素が見えた

村山祥栄
「何してんねん、マニュフェストは?」

中島たくや
「すみません 家に・・」

村山祥栄
「ありえへん・・・」

佐々木たかし
「レジ袋税がひっかかるなぁと。」

村山祥栄
「レジ袋税削るのはいい。ただ代替案を出さないと何の税も提案なしです、じゃよくない。」

佐々木たかし
「・・次いっていいですか?」

村山祥栄
「この話どないなってん!」

ナレーション
候補者8人の平均年齢は28歳、政治家の経験があるのは村山さんだけだ。

レポーター質問
「歯がゆい部分も?」

村山祥栄
「しゃあないと思う。僕は少なくとも議会でやってきたが彼らはやってない。政治家ではない人と経験のある人では極端に政策レベルでのものの考え方が違う。」

(村山後援会役員会風景)

ナレーション
市議時代から村山さん個人を応援してきた後援会もこと京都党となると話は別だ。

後援会役員A
「京都党って京都市か?府か? 京都というのがぼんやりしていてはっきり見えてない。」

後援会役員B
「若い者だけの政党だと思われると僕はマイナスだと思う。」

キャスター
なかなか厳しい意見だ。とはいえ、京都党にはこんな人物が期待を託している。堀場製作所の創業者、堀場雅夫さん。京都経済界の重鎮が京都党の最高顧問を務めている。私は素直に質問をぶつけてみた。

(堀場製作所インタビュー)

レポーター質問
「京都党の若い人たちはやってくれそうですか?」

堀場雅夫氏
「わからん。全然わからん。この人かてわからんですよ。実力のほどはわからないが少なくとも村山氏は~ローカルでがんばる~となにも国会議員の助けを受けてやるのではなく~京都のためにやるんだ~とだけ言うとるから。消去法でいったら彼しかおらへん。」

ナレーション
国会議員の集票マシーンではなく、京都を第一に考えるから応援するのだと堀場さんは言う。そして、おととい京都党が提出した議員定数削減案の採決が行われた。

(本会議場)

議長
「賛成の方の起立を求めます。 起立なしと認めます。 よって本案は否決されました。」

ナレーション
全会一致。3万3千の署名は一蹴された。やはり既存政党の壁は厚かった。

レポーター
「どうやってこれから風穴をあける?」

村山祥栄
「選挙で信を問うしかないと思ってます。議会というのは市民あってのものなので。」

ナレーション
最初の挑戦では敗れた京都党。議会に風穴を開けるため統一地方選で8人の候補を立てる。

キャスター
組長型と草の根型という2つのパターンをみていただいたんですけど私はこの2つに共通点があると思うんですよね。それは今までの政治の価値観を変えるという事だと思うんですよね。たとえばこの既存政党という事で言いますと、中央国会議員の指示に従って地方議員が動いてこの人達を通すために集票マシーンの様に地方議員がいると。
私もですね、観念的に間違ってたなと思うのは国会議員が偉くて地方議員はその下にいる様な感じがあるんですけど実はそうじゃなくて。(中略)
先程取材しました京都党の村山さんはニシンに中のナマズになりたいって言うんですね。
なんだかよくわかんないと思うんですけど、よく聞きますとニシンを釣りましたと。いけすの中にニシンだけいれとくと死んじゃうらしいんですよ、緊張感が無くて。
ところがここにポンとナマズ1匹放り込むことによってこのニシンが~なんだ見たことの無い奴がいるぞとこれは喰われるかもしれないと緊張する。でこの緊張している間に生き生きとしてなかなか死なないという様な例えがあるらしいんですですよ。
実際この様な事があるかどうかわからないんですけどもこういう例えをしている。
いいじゃないですか。新しい価値観が入ってきたところで今までのものが緊張感を持って生き生きするとこれが地域政党なんじゃないかと思うんですね。

私も取材で名古屋の市議会を見てきました 河村さんという方が入るだけで色々ありますけれども、議会のみなさんがしっかりと勉強して論戦をするという事で言えば地域政党はナマズである。面白い地域議会に身近な地域がなって欲しいですね。