来春の統一地方選をにらみ、「地域政党」が動き始めた。橋下徹・大阪府知事の「大阪維新の会」、河村たかし・名古屋市長の「減税日本」のようにカリスマ首長の事実上の政策遂行手段もあるが、「地域政党いわて」や「京都党」のように地域に根ざした政策実現を目指す党もある。身近なマニフェストを求める声がある中、どこまで住民に届く具体策を実現できるか。
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8月末に京都で産声を上げた「京都党」。来春の市議選で全選挙区に擁立を目指す。代表の村山祥栄・元市議(32)は、残暑のなか立候補予定者と連日街頭に立ち、演説を手取り足取り教えている。
まず、議案提出できる6議席獲得が目標。政策はこれから住民アンケートや意見公募で「走りながら」練る。そして「企業・団体に頼らず、市民だけに応援してもらう」。